2023年全國碩士研究生考試考研英語一試題真題(含答案詳解+作文范文)_第1頁
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1、Ⅰ はじめに本研究は,日本語と韓國語の中で重要な役割を果たす,いわゆる漢字語(漢字表記語)の中でも,特に動名詞に焦點を當(dāng)てて対照することを目的としている。漢字とそれにより表記される語彙は,日本語においても韓國語においても非常に重要な地位を占めている。日本語に関していえば,私たちは日常生活の中で頻繁に漢字に觸れている。仮名とともに漢字を大量に使用した書き言葉を読み,自ら文章を書くときにも漢字を使用するのが普通である。また,話し言葉の中でも

2、漢字で表記しうる語は少なからず使用されるだろう。一方韓國においては,1945年の解放以後,漢字の使用が表面的には抑制されてきた。自國語から外來的要素(特に日本語的要素)を取り除こうとする國語醇化運動が進められる中で,文字においても自らの祖先が生み出した文字,ハングルのみを使用するのが望ましいと考えられたのである(生越2005) 。しかし,文字としての漢字の不使用が直ちに韓國語の語彙體系を一変させるわけではない。韓國の新聞などを見てもほと

3、んどがハングルで表記されてはいるが,その文章中には漢字で表記しうる語が大量に含まれている。それを韓國?朝鮮語の固有の文字,ハングルで書き表しているに過ぎない。朝鮮半島に興った國々と日本で最初に漢字と接觸したのがいつかは難しい問題であるが,4世紀(jì)には百済で使用されていたようであり,同時期に百済との交流の中で日本にも金石文や漢文による文獻が伝えられていたようである(大島2006) 。朝鮮2)?日本ともにそれ以降,両地域間の政治?文化交流や中

4、國との関係において漢字は不可欠なものであった。また,漢字の存在は近代以降の朝鮮?日本の文化的発展にも大きく寄與している。西大阪教育大學(xué)紀(jì)要 第Ⅰ部門 第56巻 第2號 69~83頁(2008年2月)日本語と韓國語の漢字表記語の対照研究─漢語動名詞を中心に─1)若わこ 生う 正まさ 和かず留學(xué)生センター(平成19年9月18日 受付)本研究では日本語と韓國語の漢字表記語彙のうち,特に漢語動名詞に注目し,対照言語學(xué)的な観點から考察する。日本語

5、?韓國語ともに,それぞれの語彙體系の中に膨大な量の漢字表記語を含んでいる。日韓の漢字表記語彙は共通する部分も多いが,お互いに共有しない語や,同じ漢字で表記されながら日韓で意味の異なるものも存在する。本研究ではまず,Ⅲ節(jié)で日韓共通の漢語動名詞を特定する。そして4.1節(jié)では日本語では動詞として使用可能であるにもかかわらず韓國語では動詞にならない語の存在を指摘する。4.2節(jié)では日韓で意味の異なる漢語動名詞について論じたあと,4.3節(jié)では「漢語

6、動名詞-対格助詞+スル/hata」構(gòu)文について非対格自動詞と関連づけて考察する。キーワード:韓國語,日本語,漢字表記語彙,漢語動名詞,非対格自動詞71 日本語と韓國語の漢字表記語の対照研究このような研究動向の中で,李漢燮(1984)は日本語教育のために選定された語彙集の中の漢語について,どの程度日本語と韓國語で共通しているのかを明らかにし,日韓で多くの漢字表記語を共有している理由を考察している。また,油谷(2005)でも日本語と韓國語の

7、漢字表記語彙を取り上げ,日韓両言語が共有する漢字表記語の共通點や相違點を意味?発音(読み)などにわたって記述している。また,両言語間でそれぞれに存在しない語彙も取り上げ,紹介している。李漢燮(1984) ,油谷(2005)は言語交流についても多くの示唆を與えてくれる研究であるが,日本語教育?韓國語教育にも貢獻しうるものであろう。Ⅲ 日本語と韓國語に共通する漢語動名詞本研究ではまず,國際交流基金?日本國際教育支援協(xié)會(2002)を利用して

8、,考察の対象となる日本語の漢語動名詞を選定した。日本語能力試験出題基準(zhǔn)の3?4級と1?2級の語彙リストの內(nèi), 「ア行」に含まれる語彙から漢字2字で表記される動名詞を抽出した。今回の調(diào)査では漢字表記語彙のうち,2字とも音読みで読まれる,いわゆる「漢語」のみを調(diào)査対象とし,漢字表記語でも混種語と和語は調(diào)査対象に含まなかった。また, 「愛する」のように1字漢語に「スル」が接続するものや,3字以上の漢字からなる語彙も調(diào)査対象から外した。語彙リス

9、ト中の2字漢語が動名詞であるかどうかは, 『大辭林 第三版』 (松村明編,東京:三省堂)の記述を規(guī)準(zhǔn)にし,判斷した。 『大辭林 第三版』で名詞に分類される漢語で,品詞表示の下に「スル」と記され,サ変動詞として用いられることが明示されているものを漢語動名詞として判定した。 『大辭林 第三版』を利用したのは,中規(guī)模の國語辭典の中でも現(xiàn)代語の説明を優(yōu)先しており,現(xiàn)代の日本語と韓國語の対照研究を行う本研究の目的に合致しているためである。この作業(yè)

10、を通して日本語漢語動名詞が72語得られた。続いて,これらの漢語動名詞が韓國語でも使用されるかどうかの確認(rèn)を行った。各漢語動名詞の韓國語音(ハングル表記)を確認(rèn)し,それぞれの語が韓國語辭典に掲載されているかどうかを調(diào)査する。本研究ではこの作業(yè)に『 (延世韓國語辭典) 』(延世大學(xué)校言語情報開発研究院編, )を使用した。本辭典を使用した理由は,現(xiàn)代韓國語の大規(guī)模データベースを活用して編纂されているため,現(xiàn)代語の実狀がよく反映されていると期待

11、されること,また多くの漢語動名詞に関して,動詞として使用される際の文型が記載されており,日本語の漢語動名詞と対照する際に便利であることなどが挙げられる。『 (延世韓國語辭典) 』により確認(rèn)した結(jié)果,上で選定した日本語漢語動名詞72語中,6語は同形の漢語が掲載されていなかった。その6語は以下の通りである。(1)挨拶,一目,異動,引退,遠(yuǎn)足,遠(yuǎn)慮これらの6語を除いた,殘り66語を表1に示す。日本語の漢語動名詞の場合, 「スル」が後続して動詞

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